東北大学 感染症共生システムデザイン学際研究重点拠点

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【参加者募集】第3回SDGS-ID若手の会(学内限定)(終了しました)

2021/07/31

<第3回SDGS-ID若手の会(学内限定)開催のおしらせ>

【開催日時】:2021730日(金)12:00-13:30

【開催方法】:ZoomURL729日(木)の夕方に登録者へ送付)

【言語】:日本語

【テーマ】:歴史から見た疫病

【ファシリテーター】:佐藤弘夫教授(文学研究科)、蝦名裕一准教授(災害科学国際研究所)

【プログラム】

12:00-12:05 Opening

12:05-12:25 「先人の疫病文化に学ぶ―2020年の疫病退散プロジェクト 」(20分)

            蝦名裕一准教授

12:25-12:45 「コロナウィルスは「成仏」できるか」(20分)

            佐藤弘夫教授

12:45-13:20  -質疑応答、ディスカッション

13:20-13:30  Wrap up

 

〇参加登録:下記フォームに必要事項を記載の上お申し込みください。                                  https://forms.gle/C7PEshABs3UAVSGR8

〇登録締切:2021729日(木)12:00まで

〇問い合わせ 感染症共生システムデザイン事務局 sdgs-id@med.tohoku.ac.jp

 

<講演概要>

〇「先人の疫病文化に学ぶ―2020年の疫病退散プロジェクト」蝦名先生

プロジェクトの詳細はこちらをご覧ください。https://www.saigaibunka.jp/cont7/main.html


〇「コロナウィルスは「成仏」できるか」佐藤弘夫先生

いまわたしたち現代人が「世界」という言葉を用いた場合、その構成者は当然のことながら人間である。しかし、前近代社会では、「世界」の構成者として、神・仏・死者をはじめ、動物から植物に至るまで遥かに多様な存在が想定されていた。

近代化はこの世において人間が唯一の特権的存在へと上昇する一方、他の構成員が排除されていくプロセスにほかならなかった。かつて「神」として尊重されていた、感染症をもたらすウィルスや菌も、この過程で世界の構成者から排除されていくのである。

なぜ、病気や死をもたらすものたちが神とされたのであろうか。

どのようなプロセスを経て、神であったものたちが、殲滅すべき邪悪な存在へとイメージの変貌を遂げていくのであろうか。

その背後に、どのような世界観の変容があったのだろうか。

日本人論のなかでしばしば用いられる「アニミズム」や「草木成仏」の概念を視野に入れながら、この問題を掘り下げることによって、いまわたしたちがいま立っている地平を長いスパンの中で照らし出すとともに、ポストコロナ社会と人類の未来のあるべき姿を考える際の参考となればと考えている。

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感染症共生システムデザイン学際研究重点拠点(SDGS-ID)では、「SDGS-ID若手の会」と題し、COVID-19が社会にもたらす課題について有識者の知見を交え、若い研究者の皆さんに自由に意見を交わしていただける会を毎月第4金曜日に開催い たします。主に学部生・大学院生、ならびに博士取得後10年以内の本学の研究者を中心にした会を想定していますが、感染症にご興味のある方であれば年齢や役職に関わらずどなたでも参加いただけます。

活動報告

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